志位和夫委員長が独立記念日レセプションに出席ー世界の構造的な変化の中で自然な成り行き
日本共産党の志位和夫委員長が2日、都内のホテルで開かれた在日米大使館主催の米国独立記念日レセプションに初めて出席しました。核廃絶に関するオバマ大統領演説を評価する書簡を送ったのに対して、5月16日にエアメールで米政府から返書が届き、この際に同時にレセプションへの初めての招待状が届いたと聞いています。
私たちは、自然なことだと受けとめていますが、日本の報道機関は、日本共産党を系統的に報道しないので、「対米批判一辺倒からの転換をめざしている」という見当はずれの論評が目立ちます。
1961年に現在の綱領(党の基本路線)を定めたとき、日米安保体制を打破して独立・民主・中立・非同盟の日本を目指すことを決めていますが、アメリカとは安保条約を廃棄すると同時に日米友好条約を締結することをめざしてきています。
アメリカとは対等・平等の関係になることを目指しているので、けっして反米姿勢をとってきているわけではないのです。私は学生時代、ミュージカル「ヘアー」や「ジーザス・クライスト・スーパースター」をうたったことがありますが、アメリカ文化には大好きなものがたくさんあります。私は、日本共産党の路線に、違和感を感じたことがありません。
カール・マルクスが、奴隷解放演説を行ったリンカーン大統領に手紙を送り、共和制を初めて打ち立てたアメリカの歴史に敬意を述べ、リンカーンが返書をマルクスに送ったことがあります。
志位委員長がレセプションで、応対したズムワルト臨時代理大使に、「(7月4日の)独立記念日は、世界で初めて民主共和国制の国が作られた日で、全人類にとっても重要な日だ」と祝意を表明しました。民主共和制の歴史を知っている人は、自然なあいさつだとお分かりいただけるのではないでしょうか。
ズムワルト氏は、「米国と共産党は、協力できる点では協力していきたい」と応じたようです。すでに日本共産党は、各国の政府や政党と活発な野党外交を展開していて、さまざまな問題での自由な意見交換と一致できる問題での協力・共同を進めているので、ズムワルト氏のあいさつは、「その一つにアメリカ政府も加えてほしい」という態度表明だと思いますが、これも私には自然な成り行きに見えます。
もちろん、アメリカ政府の姿勢には、大きな変化を感じます。20年ほど前に「しんぶん赤旗」が初めてニューヨークに特派員を常駐させた際に、記者に交付されたビザは要注意人物用のものでしたから。
世界の構造的な変化のなかで、アメリカ政府とも、一致する問題で意見交換や協力ができるのであれば、人類の進歩にささやかな貢献だできることになると思います。
志位委員長は、自身の訪米についても「いずれ適切な機会に果たしたい」と意欲を示しています。核廃絶、異なる文明との対話、地球的規模での環境対策、課題はたくさんあるのですから。
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